昨年度、「お城のあるまちに暮らす。」をテーマに開催した
地域学講座「丹波学トーク」の内容の一部を、テキストと
写真でお届けします。
※写真の無断使用、転載はお断りします。
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今日から楽しむ、お城の見方・歩き方  その1
このシリーズでは、城郭ライターの萩原さちこさんに、お城の
見方・楽しみ方を教えていただきました。
たくさんあるお城の魅力の中から、講座で紹介された3つを、
順番にご紹介します。

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■役割を楽しむ
お城には、必ず築かれた目的や歴史的背景があります。例えば、ユネスコの世界文化遺産、国宝として有名な姫路城(ひめじじょう)は、西国と大坂(大阪)を結ぶ街道上にあり、1601年に徳川家康(とくがわいえやす)の命令で広大な城郭が築かれました。当時は関ケ原の戦いの直後であり、勝利したとはいえ、家康にとって大坂城の豊臣家は依然脅威であり、姫路城は大坂城(おおさかじょう)に兵力や物資が結集することを防ぐ「大坂包囲網」の一部だったのです。
同時期に交通の要衝地に築かれた彦根城(ひこねじょう)、そして丹波亀山城(たんばかめやまじょう)もこの「大坂包囲網」の一部だったと考えられます。

誰が、何のためにこの場所に築いたのか。その役割を知ることで、お城はより深く楽しむことができます。

次回の更新

6月1日の予定です。お城の見方・楽しみ方の第2弾「変遷を楽しむ」をお届けします。

講師 萩原さちこさん(城郭ライター)
会場 2F 大広間
料金 無料
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